え!!屋根の塗装周期は地域によってこんなに違うの?

専門家にきいてみた塗装の話
ライター、塗装に関する知識が乏しく無理をお願いして長年塗装に関する仕事に携わってきた方A氏に話を聞いてみました。
まずは、ほんとのところ、素人は塗料何選んだらいいのかまったくわからないので、何を基準にしたらよいの?というところ。話を聞くにあたって一応予習はしてきたので、そのへんから聞いてみました。
ライター
「よく、屋根や外壁の塗装時期についてある程度の目安が書かれていますよね、たとえばアクリル、ウレタン、シリコンとか。見積をとると塗料の種類でおおよそ何年もって、この金額ですよ。となっていますが、費用対効果を考えて施主がこのへんを判断するのでよいのでしょうか?」
A氏
「そうですね。フッ素、シリコン、ウレタンあたりが主流ですね。最近ではアクリルは一般住宅ではほぼ使わなくなりました。厳密にいえば、アクリルがなくなったわけではなく、公共工事など予算に限りがある場合は仕上げにアクリルを使うことはあります。ただ、一般住宅ではないですね。」
ライター
「それは、持ちが悪いからですか?」
A氏
「そうです。塗料もどんどん良質なものが出ていますので、あえてアクリルを使う必要はなくなりましたね。どの塗料を使うかは施主さんの予算によって決まるといってよいと思います。」
ライター
「だから、業者が見積をたてるときは、いくつかの塗料の種類のものをもっていって、施主さんに判断してもらう材料とするんですね。
では、フッ素15年、シリコン10年、ウレタン8年とか言われていますが、それを真に受けて、あと何年もつから大丈夫なんて思っていていいのでしょうか。」
A氏
「それはあくまでも目安ですね。例えば同じ家でも北側や南側は日が常にあたっているわけですから北面に比べて明らかに劣化が早いです。そもそも塗料は塗った瞬間から劣化がはじまると考えてください。ですから、過信せず、定期的な点検が必要になるのかと思います。それから、地域によっても差がありますよね。関東地方はあまり雪が降らないので知らないかもしれませんが、東北地方で雪が沢山降るような地域では毎年塗装するんですよ。」
ライター
「え?毎年??毎年塗るんですか?
確か、東北地方の屋根って、雪が滑りやすいようにわざと傾斜をつけてあって、確かトタン屋根?を使ってるんでしたっけ?」
A氏
「そうです。雪は落ちてくるときに、さらさらの状態で落ちてくるわけではなく、重たい雪が落ちてくるときに塗膜を傷つけるんですね。だから、東北地方は一番安い塗料を毎年塗るんです。」
ライター
「じゃあ、アクリルを毎年塗るんですか?」
A氏
「いやいや、シリコンの一番安価なものを毎年塗ります。これをやらないと、あっというまに屋根がだめになってしまうんですね。」
ライター
「では、関東地方でも数年前に大雪降ったじゃないですか?あれで屋根が劣化してます?」
A氏
「いやいや、関東地方で大雪といっても数日で止みましたよね。東北は年がら年中降っていて屋根に長い間雪が蓄積して、春先にどさっと落ちる時に屋根を傷つけてしまうんですよ。」
ライター
「なるほどです。知りませんでした。」
A氏
「逆にこの辺りは暑いので、遮熱塗料が人気ですね。」
ライター
「紫外線をはねつけて、家の中の温度を下げる効果があるんでしょうか?」
A氏
「そうですね。屋根に塗ったことによって、例えば、塗装前は室内温度が20度であったものが、10度になるとか。塗ったことによって反射をするので。まあ、一概にあれがだめとかこれがだめとかいうのはないんですよね。」
ライター
「では少し脱線してしまいますが、東北地方って塗装業者さん関東地方より多いのでしょうか?
A氏
「多いですよ。屋根を専門に塗る業者さん。冬になると都内に出稼ぎにやってきます。冬は地元では仕事になりませんからね。」
ライター
「ではでは、東北地方の塗装屋さんがこちらに出てくるということは冬には職人さんが余ってしまう事態になるんでしょうか。余るということは、もしかしたら、冬に仕事をしたいから、その他の時期より値段が下がるなんてことあります?」
A氏
「いや。ないですね。キッパリ笑
塗装屋さんも技術を売っていますので。」
ライター
「そんな都合よくいきませんね。笑」
まとめ
塗装を選ぶ際には、屋根や外壁の種類、劣化状況、予算によって様々な選択の余地があるということがわかりました。大事なことは、信頼のおける業者に点検をしてもらって、まずは見積りからスタートしましょう。業者さんによって使う塗料は違うそうです。気になる塗料があれば積極的に訊ねてみてはいかがでしょうか。
